
念願の目黒清掃工場見学が実現
目黒区民センター近くの目黒川沿いに位置し、ひときわ目立つ高い煙突を持つ「目黒清掃工場」の見学会に参加してきました。この場所には、1991年から清掃工場がありますが、この施設は2023年に建て替えられたばかりの2代目で、最新技術を誇る新しい清掃工場です。
実は私は、この工場から歩いて5分ほどの場所に住んでおり、日頃から目黒の街のごみ拾いのボランティア活動や、昨年度の目黒区エコプラザが行っている環境推進員養成講座にも参加するなど、ごみへの関心が高く、「いつか見学してみたい」とずっと思いながら煙突を見上げていました。このため、今回の見学会は「ついに実現した見学会」であり、ワクワクする気持ちで参加してきました。
最新技術が支える清掃工場の仕組みと環境対策
この工場は、可燃ごみの焼却を担当していて、ほぼ年中無休・24時間体制で毎日最大600トンものごみを燃やしているとのこと。見学して、まず驚いたのは、工場見学の全行程に渡って「臭いがなく、暑さ、騒音もほとんど無し」という点。ごみ収集車の通る経路から、空気の流れなども緻密に管理され、随所に周辺・環境に配慮した最新技術が導入されていました。
全体の流れは、大きく次の通りです。
① 沢山のごみ収集車がやってきて、1か所にごみを集める。
② 大きなクレーンでごみを次々と焼却炉に入れ、800度以上の非常に高い温度で焼却する。
③ ここで発生した熱を使って“発電”や“周辺施設へ熱供給”を行う。(エネルギーを無駄遣いしない)
④ 出てきた排ガスは、最新の高性能フィルターや排ガス洗浄塔などを通し、国の基準をはるかに下回るきれいな空気にして煙突から排出する。
⑤ 最後に残る灰は、元のごみと比べて1/20に体積を減らし、最終処分場(埋立)、または資源化される。
特に重要だと感じたのは、「燃やした後の③、④、⑤」です。
例えば③では、出た熱を近くの目黒区民センター等に送って温水プールの水を温めたり暖房に使ったりと、生じたエネルギーを無駄にせず有効活用しています。④では、昔の「公害の原因」のイメージが強い「煙突から黒い煙がモクモク」どころか、白い煙も見えない状態。⑤の「ごみの体積を減らす」は、東京湾の最終処分場を少しでも長く使うためにとても重要で、焼却灰の資源化として、セメントの材料などにも使われているとのことでした。






とはいえ、最新技術を使っても金属など、燃やさないごみが入っていると、最悪の場合設備が壊れてしまうことや、最近では、モバイルバッテリーなどのリチウムイオン電池が、爆発や火災の原因となり問題になっていることなど、「我々区民の事前の的確な分別が大切!」といったことも強く再認識させられました。

「可燃ではないごみ(不燃ごみなど)や資源は、どういう経路をたどるのか?」「最終処分場も是非見学したい」など、興味は尽きることがなく、一緒に行った皆さんと「第2弾の見学会も企画したいですね」と話したりしています。
