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ごみ(野菜の根元)の減量と再生栽培の一石二鳥!

実践わたし流‼投稿者:阿多田海蔵さん

20年ほど前(子どもが幼稚園に通っていた頃)の小松菜は根っこがついた状態で売られていて、野菜として料理した後の根元を植えて区民農園や自宅のプランターで小松菜栽培を楽しんだことがありました。

最近スーパーで販売されている小松菜は、ほうれん草のように根っこの部分が切り落とされています。子どもと楽しんだあの“遊び”はもうできないのかぁ、と思っていたところ、図書館の新着本に「YouTubeでわかる! スーパーで買った野菜・果物で家庭菜園」 があったので、順番待ちをして借りて読んでみました。

この本には、いくつかの「スーパーで買った野菜」を使って野菜を栽培する方法が書かれていましたが、その中の小松菜と玉ねぎをまず試してみました。

 


根っこがまったくない小松菜も植えると葉っぱが出てくるらしい、ということで、まずは小松菜と玉ねぎの捨ててしまう部分(玉ねぎは食べる部分もちょっと残して)、植木鉢などに植えてみました。

小松菜は全く根がありませんでしたし、玉ねぎもわずかにある根はカラカラでしたが、葉っぱが伸びてきました!「これは楽しい!」

小松菜と玉ねぎの根元
小松菜と玉ねぎの根元
植木鉢で育てる
植木鉢で育てる

生ごみの減量と“苗”の入手の一石二鳥の再生栽培。ネット検索では「再生栽培」「リボべジ」のキーワードで、栽培方法が見つかります。

結果

そして、その後どうなったか?ですが、最初に植えた小松菜の植木鉢に残る “光る筋状の足あと”を見つけました。せっかく伸びてきた葉がなんとナメクジに食べられてなくなっています。玉ねぎは、ここのところの長雨のせいか、植えた部分が腐っているように見えます。

「ナメクジの奴め!」と思いましたが、鳥がナメクジを食べることもあるようで、目黒区生物多様性地域戦略「ささえあう生命(いのち)の輪 野鳥のすめるまちづくり計画」につながるかもと、失敗を重ねながらも、めげずに楽しみたいと思います。楽しくなければ、続きませんから。わずかかもしれませんがごみの減量ができ、“子育て時代の楽しかった遊び”を思い出す小松菜栽培に加えての玉ねぎの再生です。

ナメクジに食べられた小松菜
ナメクジに食べられた小松菜

出典:「YouTubeでわかる!スーパーで買った野菜・果物で家庭菜園」のりんご(マイナビ出版)

参考:京大と企業の対話を促進する専門チーム:宇高 寛子(動物生理学者)「興味をもつ人が少ないからナメクジは今もわからないことだらけ」