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夏の節電対策① エアコン編

夏本番!暑い夏を乗り切るために、ついついエアコンに頼りがちですね。また、夏休みで家にいるとテレビを見る時間も長くなり、ますます消費電力が上がりそうです。

こちらのグラフをご覧いただけるとわかるように、夏の間家庭で電力を多く使う家電1位はエアコンです。

出典:省エネ性能カタログ 2015年夏版
出典:省エネ性能カタログ 2015年夏版

そこで3回連続で、すぐに実践できる夏の省エネアイデアをご紹介します!今回はエアコンです。エアコンは使い方次第で節電効果が高くなる家電です。

  1. 室温設定28℃をめやすにし、一定温度を保ちましょう
    エアコンは立ち上がりの初期運動にエネルギーを多く使います。一定の温度と送風を保つ設定にしましょう。どうしても暑いときには設定温度を1℃下げるより扇風機で風力をプラスして体感温度を下げるようにします。省エネ扇風機なら更に効果があります。

  2. “緑のカーテン”や“すだれ”などで窓からの日差しを遮りましょう 
    いくら部屋の温度を下げても窓からの日差しで温度が上がってしまうことがあります。緑のカーテンやすだれなどで日差しを遮ります。遮光、遮熱のカーテンを活用するのも良いでしょう。

  3. 出かける際には数分前にエアコンを消して余冷で過ごしましょう
    出かける時にあわてて電源をオフにしているかたも多いのでは。余冷を利用して少しでも使用時間を短くします。ただし、5分10分の外出ならつけっぱなしのほうが再度オンにするより消費電力が少ないそうです。

  4. 室外機の環境を整えましょう
    エアコンを使っているときに外の室外機からは熱い空気が出ていますよね。その周りもかなり熱くなっています。これは室内の空気を冷やすときに温かい空気を外に排出するからです。
    この室外機が直射日光に当たっていたり、下から反射した太陽光で温められてると、室外機に負担がかかって余計なエネルギーを使うことになります。そこで、室外機に日陰を作り直射日光が当たらないようにしましょう。

 市販の日よけカバーもありますが、100円ショップで売っている木のまな板を利用すると便利です。室外機の天板の広さにもよりますが、大体3~5枚あれば足りるのでワンコインでできます。もし、家にアクリル絵の具やペンキが残っていたら白に近い色で塗ると熱を反射し、更に効果がアップします。

 また、断熱シートを下の写真のように室外機の天板が覆われるように折りたたみます。外れないように内側にマグネットを貼っておきます。今回このマグネットは郵便受けに投函されている広告のものを使いました。なければ幅広のゴムなどで留めましょう。カバーをする前と後では約6度も室外機の天板の温度が下がりました。

冷房期間中(7月~9月の約3ヶ月間)、室外機に日陰を作るだけで69kWhが節電でき、約1,500円ほどの削減になります。

(出典:「しまねエコビレッジ」)

断熱シート
断熱シートにマグネットを両面テープで貼る
カバーと緑のカーテン
室外機の天板にカバーを付けて、 更に緑のカーテンで日陰を作る

カバーをする前の温度
室外機のカバーをする前の天板の温度
カバーをした後の温度
カバーをして緑のカーテンで日陰を作った後の天板の温度

節電も大切ですが、エアコンを使わないと熱中症になる恐れもあります。適切に利用し、快適に夏を乗り切りましょう!!