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エアコン暖房には加湿が大切

もうすぐ寒い冬。暖房の主役は多くの家庭でエアコンですよね。

でも、「エアコンの暖房は部屋が乾燥して苦手」と感じているかたも少なくないようです。

確かに、エアコン暖房では部屋の温度が高まるにつれ湿度は逆に低下します。

冬場の乾燥しすぎはインフルエンザウイルスの生存率を高めてしまうので、適度な湿度を保つことは健康上も重要ですし、加湿によって体感温度も高まるといわれています。

近年、加湿機能が付いたエアコンも販売されていますが、いままでのエアコンを使う予定のご家庭では、この冬、健康にもエコにも効果が期待できる加湿器をプラスしてみませんか。

加湿器の電気代が高くなるのでは?

加湿器には電熱で水を暖める「蒸気式」、電熱を利用しない「気化式」「超音波式」とその両方の機能を持つ「ハイブリッド式」があります。

ここでは、消費電力の最も少ない「気化式加湿器」を例に電気代について考えてみましょう。

エアコン

エアコン(消費電力480W/h)を12時間使用すると、1日あたりの電気料は約156円(月額4,680円)

加湿器

気化式加湿器(消費電力20W/h)も12時間使用すると、1日あたりの電気料は約7円(月額200円)


両方合わせた1日あたりの電気料は合計163円になります。月額では約4,890円です。

しかし、エアコンの暖房時消費電力は設定温度を1度下げることによって10%程度節約できますので、加湿器の利用によって体感温度が上がることでエアコンの設定温度を1度下げるとエアコンの電気料は、1日あたり約140円に下がります。

加湿器を併用すると、両方合わせた1日当たり合計電気料は約147円になります。月額では約4,410円です。エアコンだけを使う電気料よりも健康にも良く経済的です。

※加湿器の方式によっては電気料が高くなる場合もあります。

暖房機器の組み合わせと使い方を工夫して、エコで健康に冬を乗り切りましょう

参考:「省エネカタログ2015冬」、「電気かんり東京」