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土の絵の具で絵を描いてみよう!

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平成30年8月11日、目黒区美術館て行われたワークショップ「土のえのぐであそぼう!-みんなの森をかこう」の初日へ伺いました。

この日は、参加者が自宅などで採取した土を持ち寄り、土に水のりを混ぜて絵の具を作り、ダンボールに妖精の絵を描こうという内容で、美術館で開催されている「フィンランドの陶芸 芸術家たちのユートピア」(平成30年9月6日まで)に合わせて行われました。なお、2日目は高さ6m幅8m程の布に、大きな森を描きました。

子どもの絵2

土の絵の具に使う土は、どこにでもある地面の土です。参加者が持参した黒っぽい色の土や、ボランティアが事前に区内で採取した明るい色の土も使い、数種類の色の絵の具で絵を描きます。

参加者は、手の平や足の裏にハケで土の絵の具を塗り、ダンボールに手形、足形をスタンプし、その形をベースに、フィンランドの森に住む妖精を想像しながら作成しました。

妖精3
完成した絵

土の絵の具を作ってみよう

【材料と道具】

ざると茶漉し
絵の具道具

土をふるうザル1個 と茶漉し1個、ハケ、絵の具の筆、バケツ

大と小のパレット、スプーン小、洗濯のり(天然のり・合成のりでも可)、水

ふるいにかける

採取した土をザルに入れふるいにかけるます。

①の土を茶漉しでさらにふるいにかけると、細かいパウダー状になります。


土と糊

大きなパレットに土をスプーン4匙入れ、そこに水のりを同量よりやや少なめに入れます。

市販の水彩絵の具と同じくらいの粘り気にするため少量の水を少しずつ加えながら良く混ぜ合わせます。


手形

土の絵の具の出来上がり。使ううちに乾いていくので、水を加えて調整しましょう。

 

※土の絵の具を使って描く時は、厚さがある紙を使いましょう。


採取した土2

自然が生んだ天然の土の色は黒や茶ばかりでなく、地域によっては白や灰色、ピンク色もあるそうです。

目黒区内でも採取の場所で土の色が違いました。


エコポイント

土は、草木を育て、陶器などにもなります。私たちの身近にある天然の土で絵を描くことができることを知りました。