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保温調理で美味しい!根菜汁(けんちん汁)

できあがり写真

冬はあったかい汁物で体の芯からあたためて寒さに負けない体をつくりましょう。

ガスや電気などの調理器で煮つづけるのではなく、発砲スチロールとバスタオルで保温することで、エネルギー消費を減らせるだけでなく、味がしみこんで美味しくできあがりますよ。

 

今回は大地の恵みがいっぱいの根菜汁です。

根菜汁(けんちん汁)食材写真
だし作り写真

材料(2人分)

  • ごぼう ・・・100g
  • にんじん・・・100g
  • れんこん・・・100g
  • 大根 ・・・200g
  • こんにゃく・・・1/2枚
  • 里芋 ・・・150g
  • 干ししいたけ ・・・2~3枚 (戻しておく)
  • 油揚げ ・・・1枚
  • 木綿豆腐 ・・・1/2丁
  • オリーブ油 ・・・大さじ1/2
  • 塩 ・・・小さじ1
  • しょうゆ ・・・大さじ2~3
  • 煮干し・・・10g程度
  • 昆布 ・・・5cm角1枚
  • 水 ・・・5カップ

作り方

  1. 昆布と煮干しと水を容器に入れて冷蔵庫で一晩おいて「水だし」をとっておく。
  2. 最初に、食材を食べやすい大きさに切ります。厚手の鍋にオリーブ油とごぼうを入れ木べらで混ぜながら弱火で炒め、にんじん、れんこん、大根の順に加え、炒めます。
  3. 大根が透明になったら、こんにゃくを炒め、更にしいたけ、油揚げを加え、しいたけの戻し汁と1.の水だしをひたひたになるまで入れ、塩としょうゆの半量を加え、中火にし沸騰するまで煮込む。さらに里芋、水切りしておいた豆腐を手でくづしながら加え、残りの水だしと塩を入れ、しょうゆで味を整え、ひと煮たちしたら火から下ろす。
  4. 蓋をした鍋をバスタオルなどでくるみ、発泡スチロールの容器に入れて保温する。1時間ほど保温したらできあがり。冬場なら朝仕込んでおくのもおすすめです。食べる際には温めなおして、お好みで刻んだ長ネギなどをのせると彩りもよく栄養価もアップします。
保温中

エコポイント

保温調理は、煮込んでいる間に鍋を見張っておく時間も短縮でき、エネルギー消費も減らせていいことづくめです。

使わなくなったバスタオルや毛布も活用できます。

海江田先生の食材メモ

ごぼう、大根、にんじんなどの根菜類は、体内の糖質吸収を防げる作用のある食物繊維を含み、生活習慣病予防に役立ちます。また、根菜類は、体を保温する効果があり、特ににんじんは、βカロテンを含み、ビタミンAの原料となり、皮膚やのど・鼻等の粘膜を正常に保つ働きもあり風邪予防にもなります。