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手作りみつろうキャンドルで「キャンドルナイト」

「キャンドルナイト」をご存じですか?2001年にカナダで行われた「自主停電運動」をきっかけに、夏至、冬至の夜、8時から10時までの2時間、電気を消してロウソクの灯りの下、思い思いの時間を過ごそうという世界的なムーブメントです。

日本でも2003年から「100万人のキャンドルナイト」が実施され、街中にキャンドルが灯されたり、音楽ライブで行われるなど、各地でイベントが開催されます。

 

2020年の夏至は6月21日、コロナ禍での「キャンドルナイト」です。キャンドルを自然素材のみつろうで作って、自宅でゆったりとスローな時間を過ごしてませんか?

 

みつろうキャンドルの作り方

みつろうは湯煎で溶かして型に入れて作ります。ここでは卵の殻を利用して作る「たまご型キャンドル」の作り方を紹介します。卵型なので底が平らでなく自立しないため、キャンドルホルダーなどで安定させて使用してください。

【用意するもの】

蜜蝋(みつろう)・・・100グラム

タコ糸・・・50センチくらい

ホットプレート

片手鍋

耐熱容器(ジャムの瓶、空き缶など)

卵の殻(4個分)

卵のパック

クッキングシート

軍手

木製洗濯ばさみ(なければ割り箸)

キャンドルの入れ物(耐熱性のガラス容器・ブリキ缶など)


【作り方】

① 鍋に沸騰したお湯をいれ、中くらいの温度に温めたホットプレートの上に置き、保温する。

 

② みつろうを入れた耐熱容器を鍋のお湯に入れ湯煎し、みつろうを溶かします。

 

③ ②にタコ糸を1分くらい漬けます。

 

④ ③をクッキングシートの上で伸ばし、卵の殻の高さより数センチ程度長めにカットします。

 

⑤ 卵のパックに卵の殻を置き、芯を入れ、②を流し込みます。その際、熱いので軍手を使用します。

 

 

⑥ 芯が中央にくるように、洗濯ばさみで固定します。

 

⑦ みつろうが固まったら、卵の殻をきれいに取り除きます。

 (粗熱が取れたら冷凍庫で冷やすと外しやすくなります。)

 みつろうキャンドルに火を灯すと甘い蜜の香りがします。また、市販のキャンドルに比べて煤が出にくいのも特徴です。

やさしい香りと光に癒される2時間の「キャンドルナイト」。大切な人とおしゃべりしたり、本を読んだり、地球の未来に思いを馳せるのもいいですね。

 

※キャンドルの使用中は下記の注意をお願いします(火の扱いには十分注意しましょう)

・火がついているときは、キャンドルの側から離れないようにしましょう

・溶けたみつろうは高温になっています。直接触らないようにしましょう

・キャンドルの容器には不燃性、耐熱性のものを使用しましょう

・水平な場所に置きましょう

・燃えやすい物がある場所で着火はやめましょう

・使用後は消火を確認しましょう

・お子さんの手の届かない所に置きましょう

・風があたる場所に置くのはやめましょう