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目黒の中高生が園芸・養蜂で自然を実感


取材対応してくださった、日本工業大学駒場中学校・高等学校 園芸養蜂部の皆さん

最近『都会で採れた蜂蜜』がよく売られています。都市には公園など緑地が多く採蜜しやすい環境があるようです。ミツバチには『セイヨウミツバチ』と在来種『二ホンミツバチ』の2種類があり、セイヨウミツバチは飼育がしやすく採蜜量も多いため、利用されているのはほぼセイヨウミツバチということです。

 

そのような中で、二ホンミツバチを飼育・採蜜している学校が区内にあるということで訪問させていただきました。

 

その学校は駒場1丁目にある『日本工業大学駒場中学校・高等学校』、こちらの『園芸養蜂部』が部活動として畑を作ったり養蜂を行ったりしています。中高合わせて24名の部員と3名の顧問の先生が所属しており、訪問した日には9名の部員と2名の先生が対応してくださいました。

活動が始まったのは10数年前、生徒たちに自然環境へ関心を持ってもらいたいとの思いで先生が活動を始め、興味を持った生徒が合流し『園芸養蜂愛好会』として発足、現在は『部活動』となりました。

 

二ホンミツバチを選択したのは在来種であること、性格もおとなしく生徒が扱うのにふさわしいという理由からです。

活動内容は学校敷地内での畑作、校舎屋上での養蜂、そして学校全体のエコ活動としてホップのグリーンカーテン設置などです。

一通りお話を聞き、活動場所を案内してもらいました。

まずは『畑』、校庭に隣接した家一軒分くらいの敷地に立派なコンポスト(堆肥)を作る容器と畑がありました。堆肥はきれいに管理されていて、撹拌かくはんするとシマミミズがたくさん出てきます。生徒たちも「可愛い」と言って平気で扱っていました。

スイカ・カボチャ・パプリカ・枝豆が栽培されており摘花てきかなどの管理作業を行っています。作物の管理という貴重な体験ができ、いろいろ難しいこと、困ったこともあるが解決していくことが楽しいそうです。


次に養蜂作業を見せてもらいました。屋上の片隅に養蜂施設が設置されています。巣箱はもともと2つあったそうですが1つは逃げてしまい、今は1つだけ。こんな気まぐれも二ホンミツバチの特徴だそうです。残った巣箱の群れを守るために餌を与えていました。 

 

飼育で大変なのは気温と雨ということで、夏は日よけネットを張ったり、冬には発砲スチロールで囲うなどの工夫をしています。

飼育が難しく大変なほど学びながらの活動は楽しく、蜂は可愛くて癒されるそうです。 

左:春に採取した蜂蜜 右:秋に採取した蜂蜜
左:春に採取した蜂蜜 右:秋に採取した蜂蜜
巣を出入りする二ホンミツバチ
巣を出入りする二ホンミツバチ

採れる蜂蜜は春は薫り高く、秋は濃い味になるとか、現在は採取量が少なく自己消費量程度のようです。

 

話を伺ったり、実際に作業をしているところを見ると皆さんすごく楽しそう、野菜や蜂を見るまなざしも優しく、生徒たちが性格の穏やかな二ホンミツバチそのもののようでした。

 

生徒たちがこの活動で得られた自然環境を愛する気持ちを、今後も学内や家庭に伝え広げていくことを願いながら学校を後にしました。


2023年9月9日(土)・10日(日)に日本工業大学駒場中学校・高等学校の文化祭『日駒祭』が開催されます


2023年9月に開催される日駒祭では、園芸養蜂部の皆さんが蜜蝋みつろうを使ったハンドクリーム作りのワークショップを行います。あなただけのオリジナルなハンドクリームを作ってみませんか。ぜひ足をお運びください!

 

詳細は、日本工業大学駒場中学校・高等学校の公式ホームページをご確認ください。

日本工業大学駒場高等学校公式ホームページ(外部リンク)

日本工業大学駒場中学校公式ホームページ(外部リンク)

製作するハンドクリーム(例)
製作するハンドクリーム(例)