実践わたし流!! 投稿者:ごまたら
にんじんの皮やキャベツの外葉、玉ねぎの皮などの野菜くずは、そのまま捨ててしまいがちですが、実は自然の色を活かした絵の具に変身させることができます。
野菜くずで絵の具をつくることは「捨てるはずだったものを活かす」という体験になり、環境について考えるきっかけにもなります。
今回は、料理で使った野菜くずを使って絵の具を作り、実際に絵を描いてみました。
野菜くずから色を抽出する
用意したのは、6種類の材料です。
① キャベツの一番外側の葉
② にんじんの皮
③ たまねぎの皮
④ 紫たまねぎの皮
⑤ 紫キャベツの残り
⑥ コーヒーかす
野菜ではありませんが、コーヒーかすからもきれいな色が出るのではないかと思い、試してみました。
細かく切った方が断面より色が出やすいため、キャベツなどは刻んでおきます。
それぞれの材料が浸る程度の水を加え、弱火~中火で約5分ほど煮出しました。
すると、野菜くずから色素が溶け出し、水に少しずつ色が移っていきます。
十分に色が出たら粗熱を取り、必要に応じてキッチンペーパーなどでこしました。

抽出した色水を瓶に入れてみると、想像以上に濃く鮮やかな色が出ていて驚きました。
一方、にんじんの皮は煮出してみたものの、色がごく薄くしか出なかったため、今回は絵の具として使うことを断念しました。
また、キャベツの葉からは緑色ではなく、意外にも黄色の絵の具ができました。
さらに驚いたのは紫玉ねぎの皮です。
抽出した直後は赤紫色をしていましたが、画用紙に試し塗りをすると、時間の経過とともに渋い焦げ茶色へと変化していきました。
予想と違った色が出てくるのも野菜くず絵の具の魅力です。
野菜くず絵の具で絵を描いてみる
抽出した色水を使って実際に絵を描いていきます。
市販の絵の具と比べると発色はやや淡いため、様子を見ながら何度も色を重ねていきます。
キャベツや玉ねぎなどの薄い色から塗り始め、全体のバランスを見ながら濃い色を加えていきました。



鮮やかな色彩を出すことは難しいものの、野菜から生まれた色には自然ならではのやさしさと温かみがありました。
野菜くず絵の具は、捨てるはずだったものを再活用できるだけでなく、素材による色の違いや変化を発見する楽しさもあります。
また、自然由来の材料を使っているため、小さなお子さんと一緒に色遊びやお絵描きを楽しむ題材としてもおすすめです。
今回はキャベツや玉ねぎなどを使いましたが、今後は別の野菜でも挑戦し、どのような色が生まれるのか試してみたいと思います。
