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日本の伝統に出逢える場所 「aeru meguro」

aeru meguro外観

「日本の伝統を次世代につなぐ」ことを目指し、2011年に誕生した、株式会社 和(あ)える。

展開する“0から6歳の伝統ブランドaeru”では、全国の伝統産業の職人さんの技術を活かし、生まれた時から大人になってもずっと使える、引き継いで行けるオリジナルの日用品を提供しています。そのaeruの東京直営店「aeru meguro」が目黒駅徒歩3分ほどの、住宅街の一角にあります。

代表取締役の矢島里佳氏が、幼少期から暮らしの中で日本の伝統に触れられる環境を生み出すことで、その魅力を知り、自然と伝統という選択肢が息づいていくのではと考え、「伝統産業」と「赤ちゃん・子ども」の市場を和えた“0から6歳の伝統ブランドaeru”が2012年に誕生しました。初めはオンライン直営店のみでしたが、実際に商品を手にとって触れてほしいという想いから2014年に東京直営店「aeru meguro」 2015年に京都直営店「aeru gojo」をオープンしました。

伝統産業の職人さんと共に作る、aeruの商品とはどのようなモノなのでしょうか・・・?

例えば、こちらの『こぼしにくい器』シリーズ。

同じ形でも、産地ごとの素材や風合いの違いを楽しんでいただけるように、陶磁器や漆器など、現在7つの産地で作られています。

内側に返しがついているので、スプーンやフォークを使い始めたばかりのお子さんでも、食べ物をすくいやすくこぼしにくくなっています。この絶妙なカーブも職人さんが一つひとつ手作りで生み出しているのです。各産地の職人さんが、その土地の自然に寄り沿い、その特色を生かしながら仕事に向き合う姿勢が感じられます。

『こぼしにくい器』の他にも、『本藍染のタオル』、『五十崎和紙の紙風船』などの日本各地の伝統産業の技術を活かした商品を展開しています。

『こぼしにくい器』使用写真
aeru meguro内観

「aeru meguro」ホストマザー(店長)の森 恵理佳さんにお話を伺いました。

ホストマネージャー 森 恵理佳さん

「私たちは、モノを売る(小売)ということを第一目的にするのではなく、職人さんが作る伝統産業品の原材料から製作工程や現場のことなど、誕生までのストーリーを伝える(ジャーナリズム)ことを、最も大切にしています。」とお客様をお出迎えする際の想いを話す森さん。

「実際に職人さんと現場でお話しすると、堅苦しい雰囲気はなく、職人さんのモノ作りに対する熱意が伝わります。現場の背景を理解してもらえれば、お客様長く大切に可愛がってもらえると考えています」

和えるでは、陶磁器の欠けや割れの金継ぎ、和紙の漉き直し、漆器の塗り直しなどの「お直し」を手がけています。

「一人でも多くの方に大切なものを『お直し』するという選択肢を知っていただき、長く使い続けていただくために、aeruの商品はもちろん、ご自宅の大切な器などのお直しを承っております。ご希望の方は、aeruのウェブページからお申込みいただくか、店頭にお持ちくださいませ」と森さん。

『こぼしにくいコップ』金継ぎ写真

お直しをすることで、長くつかえるようになるだけでなく、器の新たな表情と出逢うことができます。

 

※ aeruのお直しについてはこちらへ 

他にもaeruでは、子どもたちが伝統に出逢うためのきっかけづくりに力を入れており、営業時間中にいつでも店頭で体験できる、伊勢型紙を使った『オリジナルのはがき作り』や、毎月開催している『同じ月生まれのみんなでお誕生日をお祝いしよう』『日本の食事の所作を学ぼう!』などのイベントを実施しています。

また、小中学校での授業で講師として、「職人が生み出す伝統産業品を通じて、生徒のみなさまに日本の伝統に触れるきっかけを作る活動などもしています」と森さん。

「aeruの商品は赤ちゃん・子どもたちから使うことができますが、『ハンディーキャップのある方にとっても使いやすい器です』という声をいただくこともあります。様々な場面でみなさまのお役に立てていて、とても嬉しいです。」と笑顔で話されました。

「和える」ことと「混ぜる」ことは違う。それぞれが持つ本来の魅力は、混ぜると別なモノになる。それぞれの魅力を引き出し、両者が出逢うことでより魅力的な新たな価値が生まれる。日本の伝統と、今を生きる私たちの感性が和えられて生まれた“0から6歳の伝統ブランドaeru”。その東京直営店「aeru meguro」でその魅力に触れられてみてはいかがでしょうか。

『徳島県から 本藍染の 出産祝いセット』

『徳島県から 本藍染の 出産祝いセット』

オーガニックコットンを「天然灰汁発酵建て」という、江戸時代から続く製法を用いた本藍染の技術で一枚一枚丁寧に染め上げられています。

紫外線カットの効果や保温性があり、赤ちゃんを優しく包みます。

生まれてきてくれた赤ちゃんを、日本の藍(愛)でお出迎えしたいという想いのもと、誕生しました。

『愛媛県から 五十崎和紙の 紙風船』

『愛媛県から 五十崎和紙の 紙風船』

丁寧に漉いた五十崎和紙に箔で吉祥文様を施し、手作業で1枚ずつ貼り合わせて球体に仕上げた紙風船。

何度も膨らませたり、しぼませたりしても、破れにくいのが特徴です。

ぽんぽんと打ち上げると、和紙のやわらかい感触を楽しむことができます。

『こぼしにくいコップ』2

『こぼしにくいコップ』シリーズ

子どもにとっては、段差があるので、指で支えやすく、落としにくいデザイン。

産地の特色あるデザインを活かし、陶器・ガラス・漆器を展開。

シンプルなデザインで、大人にとっても持ちやすい。

大人になったら冷酒で一杯!


    ※ 「写真提供:株式会社和える」

お問合せ

東京直営店 「aeru meguro」     https://a-eru.co.jp/meguro/

東京都品川区上大崎3-10-50

シード花房山S+105

営業時間11:00-18:00(水曜定休)

電話03-6721-9624

 

京都直営店「aeru gojo」https://a-eru.co.jp/gojo/

京都府京都市下京区松原通室町東入玉津島町298

営業時間:10:00-17:00 水曜定休

電話番号:075-371-3905(営業時間内)

 

オンライン直営店 http://www.aeru-shop.jp/

 

株式会社 和える

ecoライフライター ノーサイド

地図

aeru meguro