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チョコレートを選ぶときに気にしたいこと

「自分へのご褒美に」「大切な人への贈り物に」チョコレートを選ぶ際にちょっと気にしたいことがあります。チョコレートの原料であるカカオには、歴史的にいろいろな経緯があるようです。どうやって作られているのか、作っている人や環境に負担をかけていないか・・・。美味しくて食べたら幸せになるチョコレート、カカオ生産者や作っている人、作られている過程に思いを馳せてみましょう。

メーカーの情報を知ろう

最近はフェアートレードチョコレートがスーパーなどでも目にするようになりました。大手の菓子メーカーやコンビニなどでも、地球環境保護やカカオ生産者の支援になるサスティナブルなカカオの使用を標準にしようという動きもあります。

ホームページなどを見て調べてみましょう。

認証ラベルを知ってみよう

認証ラベル・マークとは、第三者機関が一定の基準を設けて審査し、認めた商品につけられるラベル・マークのことをいいます。認証ラベル・マーク以外にも、企業が独自の基準でつけているものもあります。商品を選ぶ際に一つの手がかりになります。

これらの視点で、チョコレートについているマークを調べてみましょう。

  • フェアートレードであるか
  • 持続可能な農業、自然環境を支えるものか
  • 森林や熱帯雨林の保護になるか

 

 

 

 

これらは一例で、カカオに関してだけでもたくさんの認証団体による認証マークがあります。
これらは一例で、カカオに関してだけでもたくさんの認証団体による認証マークがあります。


フェアートレードショップのチョコレート

20世紀なかばに、不均衡な貿易を背景に途上国の支援と適正な価格の取引を掲げて始まったフェアートレード。日本でも、自由が丘に本店のある「ピープルツリー」や、三田に本部のある「第3世界ショップ」のフェアートレードチョコレートは多くの人に長年愛されています。フェアートレードショップのお店の人に尋ねたり、ホームページでチョコレートの背景やサスティナブルな取組を調べてみましょう。

ピープルツリーのチョコレートの包み紙の裏には「食べる人においしさを、つくる人によろこびを。」というメッセージ
ピープルツリーのチョコレートの包み紙の裏には「食べる人においしさを、つくる人によろこびを。」というメッセージ

誰をも幸せにするチョコレート

「チョコレートで世界を幸せにする」という思いを掲げ、カカオの農園のサポートや、産地に学校を作って支援し続けているチョコレート工房もあります。

また、福祉事業所と組んで、障害のある方がショコラティエとして輝ける場を国内各地に展開しているお店もあります。

SDGs(持続可能な開発目標)の『地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」』世界の実現に向けて、着実に実を結び始めています。

 

この世界と未来を作っていくのは一人一人の行動にあります。

 

作る人も食べる人も幸せになるチョコレートが身近にあって、買い物を通して応援していけることはとても有意義であると思いました。