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目黒区内のファミリーマートで「ファミマフードドライブ」始動

いつでも「ファミマフードドライブ」

左から廼島さん、森さん、横山さん
左から廼島さん、森さん、横山さん

コンビニエンスストアの「ファミリーマート」はSDGsの取り組みとして、ご家庭で食べきれない食品を集めて必要とする人に届ける「ファミマフードドライブ」を実施しています。

目黒区では地域で活動するNPO法人「フードバンク目黒」とタッグを組み、3月から区内の店舗で「ファミマフードドライブ」を開始しました。

 

「ファミリーマート」がフードドライブを行う意義を、同社で目黒地区を担当する廼島さんと横山さんはこう語ります。

 

「コンビニエンスストアは長時間開いていて、地域の方が気軽に入れるお店です。そこに常設のファミマフードドライブがあれば、ご家庭で食べきれない食品を気軽にお持ちいただくことができます。ご寄付いただいた食品は、地域で食の支援を行う協力パートナーにお渡しすることで、地域の食品ロスを削減し、必要とする方に活用してもらう。地域の食の循環を生み出すことができます」

 

一方、協力パートナーとなった「フードバンク目黒」にとっても地域に常設のフードドライブができることは願ってもないことと、副理事長の森さんは顔をほころばせます。

 

「以前から区内のファミリーマートでもフードドライブを常設してほしいと思っていたので、嬉しいお話でした。ファミマフードドライブを行う店舗は、メンバーが立ち寄りやすいエリアとフードドライブのないエリアの9店舗にお願いしました」

 

目黒区内9店舗に寄付受付BOXを設置

学芸大学駅南店
学芸大学駅南店
緑が丘一丁目店
緑が丘一丁目店
西小山駅前店
西小山駅前店

 

 エリア担当の廼島さんと横山さんは店舗と調整して寄付受付BOXを設置します。都内はスペースが限られる店舗が多く、どこに置けば目立つか、お客様が利用しやすいかを考慮しながら設置場所を確保。BOXには寄付食品の行き先である「フードバンク目黒」の名前が掲示されています。

 

「目黒区では始まって1か月で、地域にまだ浸透していないかもしれません。今後はもっと多くの方に知ってもらい、ご利用いただけたらいいなと思っています」(廼島さん、横山さん)

 

コンビニエンスストアがフードドライブを手がけることは、地域内の食品ロスを削減するだけでなく、輸送時に出るCO₂を最小限にすることにつながります。地域に密着したサステナブルな取り組みが目黒区で一つ誕生しました。

 


ファミマフードドライブ

2021年4月に本格始動。実施店舗は全国4459店舗(2025年3月現在)、集めた食品は約400t(2025年2月現在)。

■利用方法

・寄付食品は賞味期限が2か月以上、常温保存でき未開封のもの

・ファミマフードドライブ実施店の寄付受付BOXに入れる

■目黒区内の実施店舗

学芸大学駅西店、学芸大学駅南店、学芸大学駅西口店、学芸大学駅前店、碑文谷一丁目店、緑が丘一丁目店、緑が丘駅前店、下目黒六丁目店、西小山駅前店

 

フードバンク目黒

個人や企業から食品の提供を受け、目黒区居住者を優先して食品を必要とする人を支援。2024年には1年間で約2,500世帯に食品を提供。