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万能な乾物「切り干し大根」が活躍のレシピ

切り干し大根は煮物料理が定番ですが、どんなお料理にも合わせられる万能な乾物です。
栄養価も高く、水に戻すだけでサラダのようにみずみずしい食感を味わうことができたり、野菜のうまみが凝縮されているのでだしにもなり、料理を味わい深いものに仕立てることができます。

また、常温で長期保存できるため、災害時の備蓄食料として、ローリングストック(使いながら備蓄)するのにおすすめの食材です。

外出自粛で、買い物の頻度を控えている中、食材不足になりがちですが、切り干し大根のストックがあればレパートリーも広がり野菜不足も解消します。

切干大根のサラダ

材料 (2人分)

  • ツナ缶(含む汁)  ・・・1缶(70g)
  • 切干大根(乾燥)  ・・・15g
  • 水菜        ・・・50g(1/4袋)
  • パプリカ      ・・・1/4個
  • レモン汁      ・・・大さじ2
  • オリーブオイル   ・・・大さじ1
  • 塩コショウ     ・・・少々
  • レタス       ・・・1~2枚
  • レモン       ・・・1/4切れ 

 


(作り方)

  1. 切干大根は水で戻して水気を絞り、水菜、パプリカは3㎝幅に切ります。
  2. レタスとレモン以外の材料をすべて混ぜ合わせ、塩コショウで味を調える。
  3. 器にレタスを敷き、2.を盛り付け、レモンを添えてできあがり。

切り干し大根のクリームスープ

材料 (2人分)

  • 切り干し大根(乾燥) ・・・15g
  • 水          ・・・300ml
  • 玉ねぎ        ・・・1/4個
  • 小麦粉        ・・・大さじ1
  • バター        ・・・大さじ1
  • 牛乳         ・・・200ml
  • コンソメ(固形)   ・・・1/2個
  • 塩・胡椒       ・・・少々
  • パセリ        ・・・少々

 

 

 



  1. 切干大根は、300mlの水で10分程戻して、しっかり水けを絞り細かく刻みます。(戻し汁はとっておく)
  2. 玉ねぎは薄切りにして、鍋にバターを溶かして弱火でよく炒め、色づいたら1.の切干大根を加えて、ほぐしながら炒め合わせます。
  3. 小麦粉を加えて炒め、切干大根の戻し汁とコンソメを加えて5分煮ます。
  4. 牛乳を加え、煮立てないように温め、塩・こしょうで味を調えます。

切干大根のピラフ

材料 (2合分)

  • お米     ・・・2合
  • 水      ・・・500ml
  • 切干大根   ・・・20g
  • 玉ねぎ    ・・・1/4個
  • にんじん   ・・・40g
  • バター    ・・・大さじ1
  • コンソメ   ・・・1個
  • 塩      ・・・小さじ1/2
  • パセリ    ・・・少 々

 


  1. お米は研いでザルに上げ、炊飯器に入れて、500mlの水で浸水しておきます。
  2. 切干大根は水に戻さずにさっと洗って固く絞って2㎝に切り、玉ねぎ、にんじんは、みじん切りにします。
  3. 炊飯器に浸水しておいたお米に、2.を広げるように入れ、バター、コンソメ、塩を入れて炊き上げます。
  4. 器によそい、パセリを上からちらして出来上がりです。

切干大根入り鰆のホイル焼き

材料 (2人分)

  • 鰆        ・・・2切れ
  • パプリカ(赤・黄)・・・各1/8個
  • 切干大根     ・・・20g
  • しめじ      ・・・20g
  • そら豆      ・・・適量
  • エノキダケ    ・・・20g            
  • 白ワイン     ・・・適量
  • バター      ・・・10g
  • 塩・こしょう   ・・・少々
  • 醤油       ・・・小さじ1
  • レモン(スライス)・・・一切れ

 


<作り方>

  1. 鰆に塩・こしょうをして、切干大根は水で戻し、しめじは、小さくほぐし、パプリカは一口大に切ります。そら豆は茹でておきます。
  2. アルミホイルを広げ、エノキダケ、戻した切干大根、鰆をおきます。次にレモンスライスを重ねて、しめじ、パプリカ、そら豆をあしらいます。白ワインと醤油をかけて、バターをのせて、アルミホイルで包み、オーブントースターで10分焼きます。全体的に火が通っていたらできあがりです。

切干大根は、水に戻すだけで、サラダや漬物、ヘルシーな麺のようにもなり、火を使わないためエネルギーの節約になります。また、加熱調理の場合でも生の大根を使うより火が通りやすく、料理の時間が短縮できます。戻し汁は、甘くうまみがたっぷりなので、煮物やみそ汁のだしになりますので捨てずに利用しましょう。

大根の皮をむいたときなどは捨てずに、千切りにしてザルにのせ、天日で数日カラカラになるまで干して自家製の切干大根を作ってみてはいかがでしょうか。


記事・レシピ考案:海江田 佳子(かいえだ けいこ)先生           

 (栄養士、食育インストラクター、健康管理士、エコ・クッキングナビゲーター)