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テイクアウトはマイ容器で!

最近食品のテイクアウトやデリバリーが増えました。美味しいものを家でゆっくり食べるのもいいものですが使われる容器類のほとんどがプラスチック、膨大な量が消費されていくのを見るとちょっと複雑な気持ちになります。

目黒区ではテイクアウトの際に自分で容器を持参すると100円の割引が受けられるという「マイ容器利用キャンペーン」が行われています。

 

このキャンペーンに参加しているお店の一つを訪ねてみました。学芸大学のアジアンフードのお店「49 Asian Kitchen + Bar」です。

オーナーの岡崎幸子さんは気さくで元気いっぱいの方でした
オーナーの岡崎幸子さんは気さくで元気いっぱいの方でした

 早速マイ容器でのお持ち帰りの話をお聞きしたところ、「いつも、お店でやっていることだな」と思ったそうです。こちらのお店では残ったお料理は「お包みしますか?」と声をかけたり、パック詰めサービスしたりしていたそうです。捨ててしまう容器はもったいないと、お客様の方から容器を持ってくるようになったとか。もともとテイクアウトで容器を持参された方には容器代20円をサービスしています。今回、区のキャンペーンに参加し12月31日までは100円のサービスがあります。

オーナーさんは以前海外で仕事をされており、「アメリカではTo Go Box と呼ばれる、テイクアウトの箱を店側が用意されているのが当たり前の文化で、全く特別なことをやっている感覚はないです」とのことでした。

 

マイ容器の対応をする上での手間とかをお聞きしたら、「お料理を盛り付けることは、普通にお皿に盛り付けるのと変わらないので何の問題はありません!」とのこと。

お客様が持ち込むいろいろな容器のエピソードなどを楽しくお伺いしましたが、その中で面白いなと思ったのは「仕事にお弁当を持って行く女性がお弁当箱を洗って帰りにお店に寄り、それに詰めてテイクアウトする」というお話でした。そう!わが国には「弁当箱」という素晴らしいテイクアウトに使える容器があるんですよね!

カウンター席もある店内
カウンター席もある店内
区でおこなっているエコな容器を使う「エコテイクアウト」キャンペーンにも参加しています
区でおこなっているエコな容器を使う「エコテイクアウト」キャンペーンにも参加しています

お話を伺っていると、このお店はしっかりと地域に根を張り、お客様と素敵なコミにケーションをとり「もったいないよね」という素直な気持ちを具体化していることがわかります。

「そんなに一生懸命でなく、できることを少しずつやっていけばそのうちそれが普通になり、段々いい方に向かえばいいですよね」というオーナーさんの言葉がそのまま反映したようなお店でした。

目黒区「マイ容器利用キャンペーン」https://www.city.meguro.tokyo.jp/kurashi/shizen/enjo/pla-GOMIzero.html

学芸大学駅徒歩1分、ビルの2階です
学芸大学駅徒歩1分、ビルの2階です