
最近ニュースで耳にするのは、地震・津波・台風・豪雨・河川の氾濫・落雷などの自然災害が立て続けに発生していること。
私の身近な所でもマンホールのふたが飛んで水が噴き出す事故がありました。
また、太平洋沿岸を中心に津波警報が発令されるなど、不安な毎日を送っていました。
災害はいつ起きるかわかりません。発生時に困るものの一つが食料です。お湯や温めのいらない備蓄食料もありますが、災害時に電気やガスが止まることを想定して、カセットコンロなどを備えている家庭も多いと思います。
今回は、燃料を使わずに太陽光でお湯を沸かしたり、料理をあたためることのできるソーラークッカーを身近にある材料で作ってみました。
【材料】・段ボール・アルミホイル・ダブルクリップ・カッターナイフ


ソーラークッカーとは、反射板などを使い太陽の光を一点に集めることで食材を温められる燃料のいらない調理道具です。今回は、小さめのダンボール箱を使用しました。
【展開図】

サイズはおおよそで構いません
【作り方】

展開図のとおり段ボールを切る
展開図の点線部分に切り込みを入れる

切り込みを入れた部分をアルミホイルの面を内側にして折り曲げ立体的にし、重なった部分をダブルクリップで固定する

切った段ボールにアルミホイルを貼る
はみ出したアルミホイルは外へ折り返す

完成です!

アルミホイルを貼り、段ボールの切込みに合わせてアルミホイルに切り込みを入れる
【調理スタート】



(左上)使用するのは3つ。手作りソーラークッカーと空き缶とウズラの卵
(右上)アルミ缶に黒いテープを張って容器を作りました。油性ペンなどで黒く塗りつぶしても良いです。
(右下)缶の中にウズラの卵を入れます。
今回は、外気温38度超えの中、太陽光が真上から当たる場所で容器にウズラの卵とお水を入れて調理開始。
初めの水温は30度で約60分で水温は75.5度まで上がっており、確認すると茹で卵になっていました。
実用的とは言い難いですが、災害時の電気・ガス等が使用できない時には、お湯を沸かしたり、食材を温めるには、十分な効果があるようです。

