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「夏の暮らし方」 薬味の上手な保存方法

食欲の落ちる夏、お料理に薬味を加えるとさっぱりし、箸も進みますね。
しそ、みょうが、しょうがを常備して、夏の食卓に涼を添えましょう。

すぐに使い切れなかったときに、ぜひ試してほしいのが、水につけて冷蔵庫で保存する方法です。

ビンを使用すると、ラップフィルムを使わずに済むのでプラスチックごみも減らせます。

青じそ、みょうが、しょうがの水保存


1 青じその水保存

保存容器に、青しその茎を下にして入れ、水を茎が浸かる程度に入れ、蓋をして冷蔵庫で保存します。水は3日に一度は替えます。この保存方法で2週間ほど保存できます。

 

2 みょうがの水保存

よく水で洗ってから、根元を少しカットします。保存容器にみょうがを入れて、容器いっぱいに水を入れます。水は2日に1度は替えます。この保存方法で2週間くらい保存できます。

 

3 しょうがの水保存

よく水で洗って傷みやしなびているところはカットします。保存容器にしょうがを入れて、容器いっぱいに水を入れます。水は3日に1度は替えます。この保存方法で1か月くらい保存できます。ただし、新しょうがには向きません。

ひとてま加えた保存

ひとてまかけて、酢、塩、醤油、味噌などの調味料に漬けることで保存できます。薬味と調味料の醸しだす味わいも格別です。

みょうがの甘酢漬け

 甘酢に漬けたみょうがはピンク色になるため料理の彩にもなります。酢飯に混ぜたり、酢の物に和えたりと重宝します。

 

(材料)

 みょうが・・・6個

 甘酢

 ・酢  ・・・90ml

 ・砂糖 ・・・50g

 ・塩  ・・・少々 

 ・水  ・・・100ml


(作り方)

  1. みょうがを縦半分に切って、熱湯でさっと茹でます。冷めたら、水気を切り、塩を少々振りかけておきます。
  2. 甘酢を火にかけ、軽く煮立てせた後、冷まします。
  3. 密閉容器に1.と2.を入れて、冷蔵庫で保存します。半日ほどで美味しく食べられ、3週間くらい保存できます。

青じその香味漬け  

ご飯の上でも、ご飯を巻いても美味しく食べられます。

 

(材料)

 青じそ・・・12枚

 漬け汁

 ・にんにくみじん切り  ・・・小さじ1

 ・生姜みじん切り    ・・・小さじ1 

 ・白ごま        ・・・小さじ1

 ・七味唐辛子(又は一味)・・・少々

 ・しょう油       ・・・大さじ1


(作り方)

  1. 漬け汁を混ぜ合せます。
  2. 青じその裏・表を1枚づつ、丁寧に漬け汁と馴染ませます。
  3. 密閉容器に入れ冷蔵庫で保存し、半日で美味しく食べられ、1か月くらい保存できます。

しょうが

味噌漬け、佃煮、ハチミツ漬け、シロップ漬け、など多様な保存方法があります。
しょうがは発汗作用があり、新陳代謝を高める効果もあるので、夏バテ防止、むくみ解消も期待できます。
いろんな料理に活躍し、すりおろし、みじん切り、千切り、スライスと、料理により処理の方法もさまざまなので、水保存で活用してください。

薬味が添えられることで夏の食卓も涼しさが感じられます。大活躍の薬味を、しなびたり、傷んだりして食品ロスを出さないように、新鮮な状態で保存できる水での保存、ぜひ試してください。


記事:海江田 佳子(かいえだ けいこ)           

(栄養士、食育インストラクター、健康管理士、エコ・クッキングナビゲーター)